2011年4月17日日曜日

活版印刷紀行講演会

愛読blogの講演会『中浦ジュリアンと私』に行ってきやした。

講師の小佐々氏は日本のクンタ・キンテと呼ぶにふさわしい方です^^
「昔、南蛮国に行った先祖がいる」-。父親から聞かされた「秘密の口伝」がきっかけで、謎の先祖探しを始めたのは三十数年前。
こんな書き出しの共同通信の配信記事が2008年に全国40数社の地方新聞に掲載されました。
講演内容で印刷のことはほとんど出てきませんでしたが、似非クリスチャンでNHK大河ドラマファンのアチキには興味そそられる話しでした。




画像内の文字はポルトガル式ローマ字で

日本の
言葉と
ヒストリアを習い知らんと
欲する人のため
に世話にやわらげた
る平家の物語

と書かれてます。
(改行位置も一緒にしました)

当時の活字本はhttp://goo.gl/stXP7で出てきます。


1591年から7年間に出版された本の中に「伊曽保物語」がありますがイソップ寓話「犬と肉」についての資料。に詳しい書かれてます。

で、印刷に携わったのは何人?にあるように
関ヶ原の戦いの頃、日本のキリシタン人口は30万人を超えています。その人たちが必要とする教義書の需要からいっても、キリシタン版の印刷態勢がどのようなものであったかもっと知りたいものです。それと、不思議なことに、印刷物の中に「聖書」は見つかっておりません。
当時、聖書は印刷されなかったのでしょうか? グーデンベルグ以前、聖書は祭司が会堂で読み上げ、一般の人々は読むことができませんでした。まぁ、あれだけ分厚いのですから印刷するにしても製本するにしても大変だったことは確かです。

「天正少年使節団」の話で興味深かったのは、明治維新後、岩倉具視一行が欧米を視察するまで、日本の歴史から天正少年使節団が欧米に行ったことが消されていたということ。
それに因んでか講演会の冒頭で小佐々氏は「因幡の白兎」の話を持ち出し、この話は日本の医学(獣医学)の始まりである。しかし、今の学生にこの話をしてもポカ~ンとしている。習ってないから。

で、本日の礼拝後、教会で「天正少年使節団」の話をしたところ、青年たちは知らなかった。
まぁこちらもAC広告に出ていたm-floのVERBALを知らなかったので、責めることはできない。

DTPの方もいずれ別な形になっていく。後世に残すDTPの歴史の資料集めは進んでいるのだろうか?

講演会は2時間20分休憩無し、かつ会場は暑く息苦しくて参った。ぐったりした状態で居眠りもした。電力節約はこんなところに影響が出ている。

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